ギターペグを交換する際に、種類が多くて悩まれる方が多く感じています。
交換する際に多いお問い合わせが無加工で、ペグの交換を行いたいと言うご相談が多い為、
基本的な選び方を比較的簡単に記載しております。
ペグを選ぶ場合に見るポイント:その1
●交換したいギターに付いているペグを確認します。
ペグの配列は? クルーソンタイプかロトマチックタイプかの確認です。
配列に関しましては、メーカーにより記載が違ったりしますが、一番間違いが起こり難いのがGOTOHが記載しているLとRの表記と考えますので、当店ではL側R側で説明を行っています。
ギターを立てた状態(ギタースタンド等に立てかけた状態)で、ギターを正面から見て、左側の配列がL側、右側の配列がR側です。
3:3配列の場合はL3+R3、通常の6連タイプの配列はL6、レフトハンドやリバースヘッドの場合はR6となります。
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ロトマチック L3+R3 |
ロトマチック L3+R3 |
クルーソンタイプ L3+R3 |
クルーソンタイプ L6 |
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ペグを選ぶ場合に見るポイント:その2
ギターのヘッドに開いているペグ取り付け穴の内寸を、ノギス等を用いサイズを確認します。
アングルヘッド(アコースティックギター等角度の付いている物)の場合、6弦側のヘッドの厚みも確認する方が良いです。
Vintageや手工ギター等で、稀に17mm以上の厚みのヘッドあります。その場合、選ぶペグによっては、取り付けが行えない場合がございます。
17mm以上の厚みが有る場合で、ペグの交換をご希望の場合はお気軽にご相談下さい。
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3:3配列(L3+R3)も6連(L6、R6)も測るのは同じです。
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6弦側のヘッドの厚みを測る
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●クルーソンタイプ(ビンテージタイプ)やオープンバックの場合
ギターのヘッドに開いているペグ取り付け穴のサイズの確認を行います。
多くのクルーソンタイプ、オープンバックの場合φ8.8の取り付け穴の径になっているはずです。
次に、ペグの留めネジのピッチを確認します。多くは23.8mmになっていると思います。
上記の確認が出来れば、付いているペグに似たペグを探しましょう。
L3+R3配列のペグはこちら、6連タイプのペグはこちら
●ロトマチックタイプの場合
見る箇所はクルーソンタイプと同じく、ペグ取り付け穴のサイズの確認。
ロトマチックの場合は、ペグ取り付け穴のサイズが約:φ10となっています。
次にペグの留めネジの位置です。これは大きく分けると4種類の位置に分かれます。
ギターを立てた状態でギターのヘッドを後ろから見た場合に、真下、斜め下、プレートの最下部の箇所から下、プレートの最下部から内側に向かって真横に出ているタイプです。
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ネジの位置がプレートの最下部より内側に向かって横に出ている場合、Schaller M6
L3+R3配列のペグはこちら、6連タイプのペグはこちら
ほとんどのペグが上記の確認で探せると思いますが、上記に該当しないと言う場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、引き続き画像等で判り易く説明を増やして行こうと思っております。ペグ・マエストロ西田
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